中野区政に挑戦するまるもあさみさんを応援します!ただし2月末まで。

中野区議会に、子育て現役世代の当事者女性を、無所属で送り出したいと、5年以上前からずっとずっと考えていて、いろんな人にアプローチもしてきました。

そして、このたび、まるもあさみさんが、区政への挑戦を決断してくれました!

最終的に決心をしたのはまるもさん自身ですが、僕も、まるもさんをそそのかした責任があるので、自分の票を少しだけ、少しだけなら減らす覚悟で、2月末まではまるもさんを応援していこうと思っています。少しだけですよ。

もし、それで僕が票を減らして落選したら、その時は政界を引退して、田舎の母親の介護か、あるいはウーバーの配達員とかをして生きていこうかと思ってます。4年後の選挙にはもう出ないと思います。多分。

この写真は僕が撮りました。

なぜ子育て現役世代の当事者が必要か?

宇宙に行ったことがなくても、宇宙について考えたり、自分の意見を語ったりすることは自由です。しかし、宇宙に行った当事者だけが、肌感覚で理解できること、伝えられることがあることもまた事実です。当事者の目線や意見は何よりも貴重です。

僕が初めて立候補した時、中野区議会の子ども文教委員9人の中に、孫のいる委員は複数いても、中学生以下のお子さんを持つ委員は1人しかいませんでした。それはまるで、子ども文教委員会というよりは「孫(まご)文教委員会」で…。

「中野区議会に子育て現役世代の声を!」という思いで僕は立候補し、2度の落選を経て、やっとの思いで当選し、これまで3期12年弱、子育て世代の声を議会に送り届けてきました。

そんな僕ももうアラフィフで、下の子は中学生、上の子は高校生になりました。

区内や隣接エリアのどこのお店で紙オムツが安いのか?昔は必死に情報を集めて遠くまで遠征したりしていましたが、今はそんなことさえわからなくなってしまいました…。

我が子が小さい時は子連れで区内各地の児童館を巡ったりしていましたが、今は、一人で、一眼レフをぶら下げて児童館庭をうろついていると、小学生から「不審者がいる!」と騒がれてしまったりなんかして…。

というわけで?子育て世代の当事者の中でも、特に、出産や育児に深く関わる、女性の当事者が、議会には必要だという思いを僕はずっと持っていました。

前回区議選で、当初無所属からの出馬を表明していた河合りなさんを、当初(12月~3月)応援していたのはそのためです。河合さんはその後立憲民主党の公認を得て、見事3位当選をされました。

この4年間の任期中に新たに出産した方もいて、今、中野区議会には3人の子育て中の女性議員(中村さん、河合さん、間さん)がいます。また、子育て中の男性議員も、僕が立候補した当時よりは増えてきたため、中野区議会に、子育て中の当事者は、以前よりも随分と増えてきました。

なぜ無所属か?

上記に名前を挙げた女性議員の皆さんや、何人かの現役子育て中の男性議員は、「立憲民主党・無所属会派」に所属していて、皆さんの主義主張・政策・賛否は基本的には一致しています。議会質問の際には、「立憲民主党無所属議員団の立場から質問します」という枕詞がつくことも多くあります。

たとえば、2021年の議会に提出された児童館を4館廃館する議案については、全員が賛成をされていました。

子育て世代の特に女性の当事者議員が議会に増えたことは喜ばしいことですが、立憲民主党の立場からの視点や政策だけに偏ってしまうと、多様な意見や、少数派の意見を反映させる機会が乏しくなってしまう。それを、僕は、危惧しています。

今こそ無所属!

上記のリンクにも書きましたが、今の中野区議会(定数42・うち欠員1)では、自民党&公明党の区長「野党」(議長を除き16人)、立憲民主党&共産党の区長「与党」(15人)、どちらも過半数には達していません。そのため、キャスティングボートを握っているのは、これまで「その他大勢」扱いされてきた9人の無所属(諸派)議員たちです。

今の中野区議会では、大きな組織や政党の大きな声だけで区政の方針が決まるのではなく、子ども達の声なき声や、弱い人たちの小さな声が反映されやすくなっている。

力を持つ多数派与党の意見が何でもかんでも素通りしていく議会は正常とは言えません。良いことは良い、悪いことは悪いと、是々非々で議論を重ね、判断をしていくことができる。それが、今の中野区議会です。このバランスをこのまま維持していければ、中野区はもっと良くなる。僕はそう信じています。

また、上記のような中野区議会固有の事情とはまた別に、いつどこの議会であっても、無所属の政治家には、無所属ならではの存在意義があると、僕は考えています。

・無所属は何を言っても自由

「自由」と言ってももちろん責任はありますので、公序良俗に反しないことが大前提(以下すべて同じ)ですが、無所属は何を言っても自由です。

政治家にとって最大のしがらみは政党です。政党に所属する政治家は個人の主義主張よりも、政党の主義主張が、いついかなる場合であっても優先されます。

小泉内閣で、党の方針である郵政民営化に造反した議員は自民党を除名され、刺客を立てられたりしましたよね?それが、政党と政治家の関係です。たとえ内心では児童館の存続を願っていたとしても、政党が児童館廃止の方針であれば、それに従うか、従わないのであれば、離党してでも自分の信念を貫くしかありません。

無所属議員の場合、自分の信念を、誰かに拘束されることはありません。脳みそ垂れ流し状態で、言いたいことを言えるし、やりたいことを(公序良俗の範囲で)やることができます。

賛成も、反対も、自分ひとりで決める。当たり前のことですが、それができるのが、無所属の政治家なんです。

それが可能となるのはしがらみが無いからです。選挙で、政党や、宗教や、大きな組織からの支援は受けない。有権者や区民以外に、宗教や団体や組合等に借りを作らない、それによって、ただ区民(有権者)のためだけに働くことが可能になるのです。

ただし、選挙にはなかなか勝てない。今の中野区議会で、過去に一度も政党に所属したことの無い完全無所属議員は5人、そのうち3人は落選経験がありますし、僕自身、2度の落選を乗り越えて、石垣に爪を立ててここまで這い上がってきました。

・無所属はどこに行っても自由

政党所属政治家は同じ党内で無駄に競い合いをしないように、「ナワバリ」が多かれ少なかれ決められています。道路一本隔てて向こう側では、街頭演説などの政治活動をしてはいけいないという仁義があったりして、それを破るとトラブルになることもあるようです。

無所属議員にはそれがありません。どこに行っても自由です。

さらに、無所属議員は(人にもよりますが)政治色が比較的薄いため、地域の中に入っていきやすいというメリットがあります。「自民党が嫌い」とか、「共産党が嫌い」という人は世の中にはいますが、「無所属が嫌い」という人はまずいません。「党より人物」で勝負できるのが無所属の強みです。

たとえば、今年の冬、僕は、沼袋のフードパントリーと、弥生町(川島商店街)と江古田の子ども食堂でサンタクロースをしてきました。サンタクロース活動は政治活動では決してありませんが、もし、僕が政党に所属してしまったら、そういう「ナワバリ荒らし」みたいなことはできなくなってしまいます。

(小さい子と接する時はなるべく子どもの目線で接するようにしています。)

この地図は、僕が過去に訪れた公園等を、Googleマップ上に写真投稿をしたものです。

僕は中野区の区議会議員ですから、北は北中野公園から南はみなみ公園まで、区内全域が自分のナワバリだと思って活動をしています。

・とにかく自由(束縛されない)

さらに、政党に所属すると、「党の仕事」があります。いろんな会合だとか、政党の仕事がいろいろとあるはずです。政党に所属したことがない僕にはよくわかりませんが、きっといろいろあるはずです。皆さん忙しそうですもん(笑)

極めつけは選挙です。都議会議員選挙や衆議院議員選挙みたいな一大事があると、下手すると1ヵ月ぐらいの長期間、選挙スタッフとして駆り出されたりされなかったりします。でも、

選挙は議員の仕事じゃない!!

それがたとえ自分自身の選挙であっても、選挙活動は、言ってみれば「就職活動」のようなものです。就職活動は何も生み出さない。就職活動は「仕事」じゃない。一生懸命頑張って、街角にポスターをたくさん貼ったり、チラシをポスティングしたからといって、区民にいったい何のメリットがありますか?

僕は弁論部出身で、全国弁論大会で二度優勝していますし、弁論や演説の力をあまり否定したくはないのですが、今の街頭演説に、メディアとして、情報を伝達する機能はほぼありません。単なる示威行為に終わってしまう場合がほとんどです。

だから、僕は、選挙活動はあまり好きではありません。自分で自分の名前を大声で連呼しつつ車で街中をぐるぐるぐるぐる走り回るなんて、暴走族でもやりませんて。

ああ、僕はまるもあさみさんの応援を書こうとしているのに、ついつい無所属の存在意義を熱弁してしまいました(笑)

とにかく、誰にも縛られず、言いたいことを言う、やりたいことをやる。賛成も反対も自分で決める。それができるのは無所属の政治家なんです。

さてさて、まるもあさみさんについて話を続けます。

まるもさんのプロフィールなどは、まるもさんの発信を見てください。

僕も今回はじめて知りましたが、複雑な家庭環境で育ってきたという自身の経験を元に、子育てしやすい社会を作っていきたいという信念をお持ちで、これまでも、一区民の立場からできるであろう最大限の活動を続けてきた方です。

まるもさんのお住まいは沼袋です。持ち家にお住まいなので、今までも、そして選挙に受かろうと落ちようと、これからもずっと沼袋に住んで、2人のお子さんの子育てをしていくはずです多分。

実は、今の中野区議会に、大久保通り(もしくは中央線)以北にお住まいの、子育て中の女性議員は一人もいません。

そんな、本人の能力や資質とは無関係のことを大文字でアピールしてもアレなのですが、他の候補者との差別化をするのが選挙戦略上大事なので、ね。

まるもさんに出馬をそそのかした責任が僕にはあるので、とりあえず2月末まではまるもさんの活動をサポートしていく予定でいます。3月以降は、僕も、4戦2敗の崖っぷち議員なので、まるもさんなんかには構っていられません。自分のことだけをやっていくつもりでいます。

もし2人そろって議会に行くことができた場合、特に共同して何かをしていくつもりは、今のところありません。(その時点での政局などにもよりますが…)まるもさんを応援してやったんだからアレに賛成しろとかコレに反対しろとか、そういうことを言うつもりもありません。

だって、自由なのが無所属のいいところだって、僕はさっき言いましたよね?

まるもさんなら、子ども達の未来を真剣に考えて、発言や、決断をしていってくれる、まるもさんには、それだけの信念と、資質がある人物だと僕は信じています。

中野区政に挑戦するまるもあさみさんを応援します!ただし2月末まで。」への2件のフィードバック

コメントを残す